野々市市歴史物語 後編 2024年12月26日(木)27(金・再放送)ラジオかなざわ ラジオななお ラジオこまつ 午前8時~8時30分 ラジオたかおか 午前8時30分~午前9時

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名峰白山と峰続きの山々を背景に広がる町。大地がもたらす恩恵は内陸部に集落を形成し、中世は加賀における政治経済の中心地として、江戸時代には宿場町として栄えました。古(いにしえ)の史跡と街道沿いの町並みが先人の足跡を物語っています。長い年月の中で野々市市はどのように築かれたのでしょうか。歴史を振り返り、その歩みをたどってみましょう。解説にラジオ劇や講談を交えてお送りします。解説[東四柳史明]金沢学院大学名誉教授、講談[月亭方気]、演劇[大輔 柳原成寿 中元ミレイ]、ナレーション[綿谷尚子]。

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【放送項目 前編】

石川郡一向一揆と野々市

 

一向一揆は戦国時代に急速に勢力を広げ、守護に代わって門徒が国を支配する動きが出てきました。加賀の一向一揆は勢いを増し、富樫政親を滅ぼして地域一帯を支配下に収め、加賀は百姓の持ちたるる国と評されました。一向一揆が次第に組織化される中で野々市の門徒はどのような行動をしたのでしょうか。加賀の支配体制と野々市についてお伝えします。

 

喜多家住宅

 

国の重要文化財に指定された喜多家は、加賀地域において最も古い町屋形式を示す建物で、火災を免れた道具類、細い縦格子や二階の妻に見られる腕木に支えられた袖壁など、古く貴重な特色を残しています。

 

民話 横を向いた神様 粟田に伝わるお話し

自分で粟田新保の方向を向く不思議な神様の像を前に、村人は粟田新保の守り神ではないかと思い、お堂を建てて大切に崇めました。霊験あらたなか神様のお陰で村は豊かになったのだとか。