柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語 7月14日 21日放送

[ゲスト]

ー能登町鵜川 日の出大敷の漁師 中田洋助さんー

 

天然のいけすと呼ばれる富山湾。能登の海岸線から続く一帯は、豊かな生態系を育み、好漁場として繁栄しています。今回のゲストは、能登町鵜川の日の出大敷で漁業に取り組んでいる漁師・中田洋助さんです。中田さんは五代目網元で、仲間には若手が多く、港から20分程の漁場で定置網漁を行っています。鮮度が高く美味しい魚を届けようと漁に励んでいらっしゃいます。

 

[伝説紹介]

ーナレーションと音楽で綴る田ノ浦物語ー

 

*下記は放送の一部です

 

むかしむかし、能登の田ノ浦に七羽の白鳥が浮かび、波に揺られていました。その光景を見た男はどうしてもこの世のものと思えず、天女が白鳥に姿を変えて水浴びをしているのではないかと考えました。確かめようとそっと近づいてみると、松の木に七枚の羽衣が掛けられているではありませんか。男は思わずその中の一枚を隠してしまいますが、天女たちは異変に気付き、それぞれの羽衣をまとって天に昇ってしまいます。しかし、羽衣を隠された天女は一人で人間世界に残ることに。

 

縁とは不思議なもので、男と天女はやがて夫婦になり、天女は「お浦」と名乗り、この地で暮らすようになりました。二人は仲睦まじく過ごしていましたが、ある日男が漁に出ると海がにわかに荒れ始め、もはやこれまでかと思ったその時、お浦は羽衣を取り出し、海の神を鎮めようと近くの小島から身を投げたのでした。激しく荒れていた海は穏やかになり、男は命が助かりますが、周囲にお浦の姿はなく、渚には羽衣が打ち寄せられていました。

お浦は姿を消しましたが、それからというもの、男が漁に出ると豊漁が続き、人々は海の神となったお浦が守ってくれているのだと語り合うようになりました。

お浦を偲び、浜辺はいつしか「小浦(おうら)」、羽衣が流れ着いた場所は「羽根(はね)」と呼ばれるようになりました。

 

[観光紹介]

恋路海岸海水浴場・五色ケ浜海水浴場 海開き 7月14日(金)

恋路火祭り     7月16日(日)

松波人形キリコ祭り 7月22日(土)

 

*奥能登トロッコ鉄道「のトロ」、体験交流施設「ラブロ恋路」の恋人たちに向けた夏のプラン紹介も

 

[乃波木のフォトダイアリー]

心で感じた下記の風景を中さんのナレーションでお届けします。