柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語2018年6月29日(金)7月6日(金/再放送)午前8時~8時30分放送

世界ジェラート大使・ユネスコ平和メッセンジャー・能登町ふるさと大使の柴野大造さんと、写真家で能登町ふるさと大使の中乃波木さんが能登町の魅力をお伝えしています。

 

柴野さんは本場イタリアで最優秀職人を2年連続受賞。今月、弟の幸介さんと共にイタリアンアルチザンジェラートの普及に貢献した功績が認められ、外国人初の文化功労章を受賞しました。ナビゲーターは綿谷尚子。

                   photo by 中乃波木

 

 

[乃波木のフォトダイアリー]    

 

 「おとうちゃんは漁師やから」

 

 自慢げにいうおかあさん

 

 一緒になって50

 

 ふたりはみせの台所でも話をしながら

 

 手を止めることなく ごはんをつくる

 

 いっしょに働くというよりも 一緒におるのがとうぜんや

 

 という夫婦のすがた

 

 能登にきて はじめてみた夫婦のありかた

 

 

上記のダイアリーを中さんのナレーションでお届けします。

 

 

*下記の「続きを読む」をクリックしてください。ゲスト情報、催しや観光情報をご覧いただけます。 

 

 

[ゲスト]

 

能登ごいた保存会会長の洲崎一男さん

 

*ごいた(能登町無形民族文化財)

 

ごいたは能登町に伝わる伝承ゲームです。競技人口はインターネットなどを通じて日本各地に急速に広まっており、いまや金沢市の旗源平を上回ろうとする勢いです。

 

都道府県対抗交流大会は、各支部が持ち回りで開催し、東京ビックサイト、大阪でも開催されるなど拡大を見せています。若い人が多いのが特長でますますの広がりが期待されています。

 

能登ごいた保存会会長の洲崎一男さんは、ご自身がごいたの東の横綱でもあり、楽しみ方や交流人口の普及に努めています。

 

来年春に、全国各地に伝わる昔遊びの保存や普及に力を入れる団体による初のシンポジウムが能登町で開催され、全国から団体が参加する予定です。

 

伝承遊びは世代を超えての交流を促す効果があり、地域の無形文化財ともいえる伝承遊びを特色ある町づくりの素材として見直す契機になると期待されています。

洲崎さんの夢が詰まった駒は、国内へ世界へと広まって行きます。

 

*能登ごいた保存会 http://goita.jp/

 

 

 

観光・催しインフォメーション

 

あばれ祭(石川県無形民族文化財)

 

火に水に熱狂乱舞。奥能登の祭りの中でもひときわエネルギッシュなのが宇出津の「あばれ祭」。

荒々しいことが大好きな神様を乗せた御輿は、地面に叩きつけられ川や火の中に放り込まれます。

満身創痍の御輿ですが、これが神様への最高のおもてなし。人々は祭りや御輿に感謝を捧げます。

 

あばれ祭は7月6日金曜日、7日土曜日に開催されます。花火大会は6日午後8時30分。キリコと大松明(おおたいまつ)乱舞は午後9時頃。あばれ御輿が出発するのは7日午後9時頃です。

 

恋路火祭り・松波人形キリコ祭り

 

宇出津のあばれ祭でスタートする能登のキリコ祭りは、能登町各地でも開催されます。

悲恋物語の二人を慰めるかのように大松明が夜空と海を染める「恋路火祭りは」7月15日日曜日に開催されます。

海の中で乱舞するキリコと火の競演をお楽しみください。

 

町内のキリコに飾られた人形の出来栄えを競う「松波人形キリコ祭り」は7月28日土曜日に開催されます。

歴史上の一場面や、その年に話題になったことが人形になります。今年はどんな人形が登場するのでしょうか。ぜひ松波人形キリコ祭りにお出かけください。

 

*能登町http://www.town.noto.ishikawa.jp/www/normal_top.jsp

 

能登町のブルーベリー

 

能登町ではブルーベリーの摘み取りが始まっています。遠くに海を望む風光明媚な観光農園、みづきブルーベリー武藤農園では6月21日、今季のオープンを記念して松波こども園の園児15人を招待しました。

今年は気候の影響で甘みが強く出ておりそうです。摘み取りは9月中旬までの見通しです。また、柳田地区はブルーベリーの里としても知られています。

自然の中でブルーベリージャムやアイスなどもお召し上がりください。

 

*観光ガイド http://www.notocho.jp/experience/270/

 

 

                              

拡張現実 巫女のキャラが名所開設

 

能登町が観光客に宇出津地区の散策を楽しんでもらおうと、拡張現実・ARを活用し、巫女姿のキャラクターが宇出津の名所を開設するスマートフォン向けのアプリケーションを開発しました。

7月初旬からの運用開始を予定しています。アプリは「能登みこーずAR」と名付けられ、数馬酒造や八坂神社等、町内7か所でアプリを起動するとスマホの画面にオリジナルキャラクター「宇出津れん」が現実の風景に重なって表示され、あばれ祭の歴史や酒造文化などを解説してくれます。今後は地区を拡大していく予定です。

 

[ハンディやしき ふるさとの記憶館]

 

筆まめご住職の江戸日記第2弾!空から豆が降ってきた編」

 

町の歴史や風土を楽しく愉快にご紹介します。昔むかし能登の柳田に、とっても几帳面で筆まめなお坊さんがいらっしゃいました。

その方は、浄土真宗大谷派真念寺9代目ご住職の慶俊さんです。

前回はご住職が能登に出現したオーロラで赤く染まる空を見て「海の底が焦げ、その光が天に映っているのではないか」と驚いた様子をお伝えしました。

今回は、ご住職が鬼簿帳に記した、空から豆が降ってきたお話です。時は安永2年2月9日、1773年のことです。

 

(中略)

「二月九日、ソラヨリ大豆、小豆フリ     遑同事、又モミ米モフリ申由、アズキマメハウエ申候、不思議ナル事に候、此辺多クヒロヒ申候、越中・かゞモ同事ニ候由、アサノミモフリ候ヨシ」

 

静かな山間のお寺に再び激震が走りました。突然に空から大豆や小豆が降ってきた怪しげな事件・・・いや驚きの史実とでも申しましょうか。そういえばかつて、県内外で大量のオタマジャクシが空から降った騒動がありましたね。はてさてその真相はいかに。こちらもお楽しみに!

 

 

[次回ゲスト]

 

7月13日・20日は、柴野大造さん、中乃波木さんの最新の活動状況をお伝えします。