柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語2018年7月13日(金)20日(金/再放送)午前8時~8時30分放送 

世界ジェラート大使・ユネスコ平和メッセンジャー・能登町ふるさと大使の柴野大造さんと、写真家で能登町ふるさと大使の中乃波木さんが能登町の魅力をお伝えしています。

 

 

柴野さんは本場イタリアで最優秀職人を2年連続受賞。6月に弟の幸介さんと共にイタリアンアルチザンジェラートの普及に貢献した功績が認められ、外国人初の文化功労章を受賞しました。ナビゲーターは綿谷尚子。

 [乃波木のフォトダイアリー]    

  photo by 中乃波木

    

         

 風鈴を吊るし始まる里暮らし    中十七波  

                    

 

 3月間の山小屋暮らしを経て、やっと出会えた棲家は15年も空家だった家。

 中は雲の巣、獣の糞、放置されたままの粗大ゴミ、茶色に変色した破れ障子と襖。

 

 

 

母、中十七波(なかとなみ)の俳句と娘の中乃波木(なかのはぎ)の写真で綴る俳句写真集「寒卵プリンに生まれ変はる午後」より。

 

母と能登町に移住してから四半世紀。そこには2人が力を合わせて生きた姿と温かく接してくれた人々や風土が描かれています。

 

上記の俳句やダイアリーを中さんのナレーションでお届けします。

  

 

*下記の「続きを読む」をクリックしてください。ゲスト情報、催しや観光情報をご覧いただけます。 

 

 

 

[ゲスト]

 

今回は柴野大造さん・中乃波木さんの最新の活動をご紹介します。

 

柴野大造さんと弟の幸介は6月8日から10日にかけてイタリアの街、アンコーナを訪れました。目的は幸介さんのジェラートアルチザンフェスティバルへの参加で、世界の強豪を相手に堂々の総合5位に輝きました。

また、ジェラートを世界に広めた功績が認められ「文化功労賞」が2人に授与されました。

 

中さんは、母の十七波(となみ)さんの俳句とご自身の写真で綴る俳句写真集「寒卵プリンに生まれ変はる午後」を発表しました。そこには親子が能登で手を取り合いながら生きる姿が描かれています。

 

この写真集と母の陶芸は、能登町の天領庄屋中谷家で7月22日()から29日()の間で開催される中十七波、中乃波木の親子展示会、「大波・小波展」でご覧いただけます。2017年9月には、奥能登国際芸術祭の公式カメラマンとして携わりました。

 

能登町で生まれ、海を越えて世界の第一線で活躍する柴野大造さんは、番組パーソナリティーを通じてふるさとへの恩返しをしたいとおっしゃいます。中さんは大好きな能登の写真で大切にしたい風景や人々を紹介しています。

 

濃い緑に覆われた山々。緩やかなカーブを描く水平線。2人の豊かな感性を育んだ能登の大自然はどこまでも広がっています。 

      

*柴野大造さんの写真は、イタリア最大のジェラートフェスティバルSherbeth  Festival2017で世界チャンピオンを獲得した時の模様。

* 柴野大造・マルガージェラートhttp://www.malgagelato.com/   

* 中乃波木

https://nohagi.com/

 

 

 

 

 

 

     

      

 

[ハンディやしき ふるさとの記憶館]

 

[衣食住シリーズ・昔々の寝床編] 

 

出典 内浦町史第二巻民族編 衣食住の変遷より

                   

 

皆さんは昔の農民や庶民の寝床をご存知でしょうか。町史には、就寝時に寝箱を用いたとの記述があります。方言ではネマバコと言うようです。寝箱は、高さ30センチほどの長方形の木の枠の中にわらすべ(わらしべ)を敷きつめたものです

 

この地域では明治時代後期までほとんどの家の寝室は板敷きでした。人々はこの板敷の床の上に高さ30センチのどの長方形の木の枠を起き、この中にわらを敷きつめて中に入って寝ていました。大人は袖付きの夜具を着て寝箱に入り、子どもはわらすべの中にもぐるように寝る者もいたそうです。

 

 

綿が大量に輸入され、綿の布団が安くなり奥能登に綿布団が普及したのは明治の終わり頃から大正初期で、これに前後して寝室は板敷きから畳敷きへと変わります。寝箱と夜具の時代は万年床でしたが、綿布団が普及すると毎朝布団を上げ下げする習慣が始まり、これを収納する空間と家の作りにも変化が起こりました。

       

[観光・催しインフォメーション]

 

アジサイ花灯り回廊 6月30日(土)

 

 

あじさい寺として知られる能登町寺分の真言宗平等寺では6月30日()、参道や境内のアジサイ約4千株をライトアップする「アジサイ花灯り回廊が行われ、参拝者は宵闇に浮かぶ満開の花々を見入りました。ステージも用意され、吉本興業の「石川県住みます芸人」の2代目、月亭方気さんが小話や落語で会場を沸かせました。

あばれ祭7月6日(金)7日(土)

 

あばれ祭で賑わう宇出津の街。あばれ御輿の周囲には人々が幾重にも重なり、肩を抱き合いながら歓声をあげています。

あばれ祭は、伝統を大切に守り伝えてきた奥能登の象徴です。

荒々しいことが大好きな神様を乗せた御輿は、地面に叩きつけられ川や火の中に放り込まれます。

 

満身創痍の御輿ですが、これが神様への最高のおもてなし。男たちは熱さも忘れたかのように火の粉をあびながら御輿を壊します。

 

*番組オープニングでご紹介します。

       

      

恋路火祭り 7月15日(日)

 

                              

宇出津のあばれ祭でスタートした能登のキリコ祭りは、能登町各地でも開催されます。

悲恋物語の二人を慰めるかのように大松明が夜空と海を染める「恋路火祭りは」7月15日(日)に開催されます。

海の中で乱舞するキリコと火の競演をお楽しみください。

 

松波人形キリコ祭り 7月28日(土)

 

町内のキリコに飾られた人形の出来栄えを競う「松波人形キリコ祭り」は7月28日(土)に開催されます。

 

歴史上の一場面や、その年に話題になったことが人形になります。今年はどんな人形が登場するのでしょうか。ぜひお出かけください。

 

恋路海水浴場 五色ケ浜海水浴場

 

能登町では、二つの海水浴場をご利用いただけます。

 

浜の色が五色に変化すると言われる、波穏やかな五色ケ浜海水浴場はご家族に人気です。目前の防波堤が波を穏やかにし、白砂がアーチ型の美しい入り江を描いています。能登町自慢の2つのビーチで海水浴をお楽しみください。7月13日(金)~8月20日(月)まで。

 

浜に寄せる波は優しく、訪れる人に安らぎを与え、カップルに幸せを呼び込む恋路海水浴場。沖に向かって歩き出すと、アレレ?何と不思議なことにだんだんと浅くなってくる。穏やかな海で遠浅を体験でき、お子様でも安心して海水浴を楽しめます。7月17日(火)~8月20日(月)まで。

 

 

 

奥能登スタンプラリー2018

 

世界農業遺産認定7周年「能登の里山里海」に関連する施設を巡るスタンプラリーです。スタンプを3個以上集めれば抽選で素敵な賞品をプレゼントします。

 

対象は、奥能登4市町の21施設で、能登町内は、藤波テニスミュージアム、のと海洋ふれあいセンター、真脇遺跡縄文館、能登観光情報ステーション、石川県柳田星の観察館「満天星」です。

 

 

賞品は、漆塗り「いろは箸」、珠洲焼茶碗とお米のセット、小木烏賊づくし珠玉の七品 極みセット他、4市町のステキな商品を多数ご用意しています。応募締め切りは9月17日。詳しくは能登町のホームページをご覧ください。

 

*能登町 http://www.town.noto.ishikawa.jp/www/total_top.jsp

 

[次回ゲスト7月27日・8月3日]

 

春蘭の里実行委員会事務局の多田喜一郎さん