柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語2018年7月27日(金)8月3日(金/再放送)午前8時~8時30分放送

世界ジェラート大使・ユネスコ平和メッセンジャー・能登町ふるさと大使の柴野大造さんと、写真家で能登町ふるさと大使の中乃波木さんが能登町の魅力をお伝えしています。

 

 

柴野さんは本場イタリアで最優秀職人を2年連続受賞。6月に弟の幸介さんと共にイタリアンアルチザンジェラートの普及に貢献した功績が認められ、外国人初の文化功労章を受賞しました。ナビゲーターは綿谷尚子。

 

 [乃波木のフォトダイアリー] 

photo by 中乃波木

 

日焼けしの中のひとりは転校生   中十七波

  

 26年前の8月1日から、能登町旧柳田村で中学1年生の娘、乃波木とふたりだけの生活が始まった。

 

 見渡す限りの葦と芒に覆われていた陶房の庭には、ひと枝ひと枝、挿し木をしていった。長野から白樺、樹齢400年のとキリシマツツジはお寺から。大島桜は宇ノ気の記念館から。槿は金沢の姉から。木瓜は近所の方から。薔薇は陶芸教室の生徒さんから。河原の曼珠沙華に能登空港のアカンサス、などなど。

 陶房の庭は広い。植樹はまだまだ続く。

 

   *葦(あし) 芒(すすき) 槿(むくげ) 木瓜(ぼけ)

 

上記の俳句やダイアリーを中さんのナレーションでお届けします。

  

 

*下記の「続きを読む」をクリックしてください。ゲスト情報、催しや観光情報をご覧いただけます。 

 

 

 

[ゲスト]春蘭の里 実行委員会事務局長の多田喜一郎さん。

 

 

水・緑・清流に青空。大空を渡る風は山の木々を揺らします。

 

能登町の農家民宿群「春蘭の里」は、1996年に「農家民宿で月収40万円。集落に人を呼び戻そう」との呼びかけのもと能登町で発足しました。

 

 2017年度は8千泊の実績を誇り、今年は昨年を上回る勢いで宿泊者が増えています。

 

受け入れる農家が外国人や都会の人々を意識し、特別なもてなしでなく、日中は里山で採れた山菜を天ぷらで味わい、夕食には囲炉裏でヤマメやゴリの塩焼きを食べるといったように、日本の原風景に浸り、非日常の体験ができる田舎暮らしが人気を集め、修学旅行生

に欧米、東アジア、イスラエルからも人々が訪れ里山の暮らしを満喫します。

 

 このプロジェクトを率いるのは実行委員会事務局長の多田喜一郎さん。農家民宿群「春蘭の里」は地域に活力を与え、希望を灯しています。多田さんの描いた夢は現実となり、地域再生の先進的モデルとして国内外から注目を集めています。

 

春蘭の里 ホームページ

http://shunran.info/

 

[ハンディやしき ふるさとの記憶館]

 

[衣食住シリーズ・昔のスタミナ源] 

 

 

出典 内浦町史第二巻民族編 衣食住の変遷 山の幸より

 

暑い毎日が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。バーベキューをしてスタミナをつけたくなりますが、おや?ちょっと待ってください。スーパーマーケットや小売店がない時代、昔の人はどうやって肉類を入手したのでしょうか。町史に昔の狩猟に関した記述がありました。

 

タヌキ

 

タヌキの皮は高価に売れるし、肉は冷え症の薬になるので喜ばれましたが、捕えるのは難しく、ひと冬に2、3匹ぐらいしか捕えられませんでした。

1メートル以上もある穴の奥にもぐっているところを棒でつつき、飛び出してきたところを捕えるのです。刃物を使わないのは皮を傷つけないため。肉は、ゴボウ、ニンジンと共にスキヤキにしました。調味料は「たまり」を用いたそうです。

 

キジ

 

雪が降ると餌を求めて田の土が見えるところにキジが舞い降りてきます。追いかけるとバサバサ舞い上がりますが、また降りてきます。それを追うとまた舞い上がります。数人でこれを繰り返すとキジが疲れて雪の中に頭をつっこんで隠れるので、それを手で押さえて捕まえます。

ニンジン、ゴボウ、豆とともにキジ汁にするととても美味であったそうです。

 

 

マムシ

 

猛毒があるので咬まれると大変ですが全部が無駄なく利用され、重宝されたようです。心臓や肝臓を生のまま飲むと丈夫になるといわれたそうです。

 

                                       

ハチノコ

 

ハチの巣からハチの子をとり、空炒りして食べると美味しい。しかし、ハチにさされるのが恐ろしいので、余程好きな人しか採りにいかないから食べたことのある人は少ないそうです。

 

交通手段や電化製品が発達していない当時、狩猟で得られる獲物は貴重なタンパク源だったことでしょう。生きるために狩りをした先人の労苦が偲ばれます。

 

       

[観光・催しインフォメーション]

 

月亭方気 小話 (アジサイ花灯り回廊会場6月30日(土)

 

 お祭りが盛んな能登の夏。前回に引き続き、あじさい寺として知られる能登町寺分の真言宗平等寺で行われた「アジサイ花灯り回廊」から、吉本興業の「石川県住みます芸人」2代目、月亭方気さんの小話をお送りします。

 

 

能登町真脇遺跡縄文館 丸木舟制作 高田秀樹館長

 

能登町真脇遺跡縄文館では、縄文時代に漁や移動手段として使われたとされる丸木舟を石斧など制作しました。

 

長さ約7.4メートルの杉を石斧で削り続けること3カ月あまり。作業を開始してみると想像していた以上に杉の木の堅さが立ちはだかりましたが、制作に取り組む人々が力を合わせて完成させました。

 

舟に乗り込み、海に出て漕ぐ進水試験を姫漁港で8月5日午前10時に予定しています。さて、丸木舟は無事に海に浮かぶのでしょうか。夏の日差しの下、沖へと漕ぎ出す姿を期待したいですね。高田秀樹館長のコメントもお届けします。

 

能登町真脇遺跡縄文館 ホームページ

http://www.mawakiiseki.jp/

五色ケ浜海水浴場 写真上     恋路海水浴場 写真 下

 

能登町では、2つの海水浴場をご利用いただけます。浜の色が五色に変化すると言われる、波穏やかな五色ケ浜海水浴場はご家族に人気です。消波ブロックが波を穏やかにし、白砂が弧を描く美しい入り江になっています。開設期間は8月20日まで。

 

浜に寄せる波は優しく、訪れる人に安らぎを与え、カップルに幸せを呼び込む恋路海水浴場。遠浅の海で楽しい時間をお過ごしください。能登町自慢の2つのビーチで海水浴をお楽しみください。開設期間は8月20日まで。

 

 

上記海水浴場に関したホームページ

http://www.town.noto.lg.jp/www/info/detail.jsp?common_id=9395

九十九湾海中公園観光遊覧船

 

その優れた景色から日本百景のひとつに数えられているのが九十九湾です。

爽やかな海風を感じながらゆったりと海中公園観光遊覧船を楽しめます。途中に立ち寄る人気のお魚の餌づけショーは大人気です。

緑の木々と入り江からなる一帯は、日没ともなると幻想的な風景が広がります。

 

 観光遊覧船に関したホームページ

 http://www.notocho.jp/feature/tsukumowan/

 

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