柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語2018年11月16日(金)23日(金/再放送)午前8時~8時30分

 

世界ジェラート大使・ユネスコ平和メッセンジャー・能登町ふるさと大使の柴野大造さんと、写真家で能登町ふるさと大使の中乃波木さんが能登町の魅力をお伝えしています。ナビゲーターは綿谷尚子。

 

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能登町クイズ 

 柴野大造VS中乃波木

 

ふるさと検定が県内各地で実施されていますが、今回は大好評企画第2弾!能登町クイズを行います。ふるさと大使の柴野さん中さんと共に能登町の特色や魅力を楽しく学びたいと思います。

 

2人には正解数に応じて初級・中級・上級等を認定し、満点かお答えがとても素晴らしい場合は特級を進呈します。果たして2人は何級になったのでしょうか。リスナーの皆さんもいっしょに能登町クイズをお考えください。正解は番組で発表します。

 

能登町を紹介する英語版の冊子「NOTO Tourism Guide」には、外国人観光客向けに英語で能登町が紹介されています。

そしてあるページにはこんな言葉が見出しになっています。この言葉はいったい何を指しているのでしょうか。

 

 

「A Wild Night Of Fire」

 

  下記の「続きを読む」をクリックしてください。

 

クイズの続きや画像をご覧いただけます。

 

 

 

能登町と加賀藩と将軍家にまつわる歴史クイズです。

 

【出典 内浦町史第二巻二章 漁業】

  

加賀藩は100万石の石高を誇るものの、外様大名筆頭格であることから、江戸幕府は少しでも不穏な動きがあるとおとり潰しにかかろうとします。事実、家康から謀反の疑いをかけられ、これを解くために利家の奥方のまつは、1600年から人質として15年間江戸屋敷で暮らしました。

 

 そこで、加賀藩はあれやこれやと将軍家のご機嫌をとるために最上級の贈り物をします。そこで藩の威信と名誉にかけて選ばれたのが現在の能登町で獲れ、調理されたるある食材でした。

 

その贈り物とは何でしょうか。将軍様の食事のひと品になったかもしれません。

   

1 くじら肉の馴れ寿司

  

2 鱈の切漬け

  

3 ブリの丸焼き いしるソースがけ

 

 

 

 

8月24日に放送した「前田のお殿様、能登町を歩く」からの問題です。    

 

【出典 内浦町史第三巻第五章 斉泰の能登巡見の旅】

 

 

加賀藩13代藩主「前田斉泰(まえだなりやす)」公には、こんな記録が残されています。

 

時は1853年・嘉永6年。大平の世を破るがごとく、頻繁に外国船が接近し、諸外国の脅威が差し迫る中、殿様は能登の海岸線の状況を視察するため、能登巡見の旅に出ました。これはペリーが浦賀へ来航する2カ月前のことです。そして、この巡検は斉泰公の時代の中でも華やかな出来事であったと伝わっています。

 

さて、お城を出発し能登へと向かう御一行。そのお供の数は若年寄以下700名、人足たち200名という大名行列。殿は、海女漁や素麺づくりを見学し、正院では能を見物し、各地で物見遊山を楽しんだようです。

能登町では、船に乗って名勝九十九湾を見物し、宿舎の法融寺に到着しました。

そして殿は、更に能登町や内浦側でしかできないあることをしました。お城のある金沢界隈では不可能で、能登町や内浦側でしかできないあることです。そのあることとは何でしょうか。

 

* ヒントは石川県の地形と海です。

 

1 山に登って海から昇る朝日を眺めた

 

2 遠浅の海で泳いだ

 

3 くじら漁に加わった

 

正解は番組をお聞きください!

 

 

 

 

Q 

あえのことに関したクイズです。

 

能登町では12月5日と2月9日にあえのことが行われます。「あえのこと」は、田の神様を家に招いて、もてなす伝統の農耕儀礼です。農家の主人が水田から迎え入れた神様を古式ゆかしく料理や風呂でもてなし、今年の実りに感謝をささげるものです。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産で、国指定重要無形民俗文化財でもあり、能登の「宝」と呼ばれています。

 

家の主人は田んぼからうやうやしく神様を家の中に招き入れ、まずはお風呂をすすめます。次に松や木々で飾られた客間に招き入れご馳走を振舞います。上座には朱色に塗られた上等な御膳の上に、小豆ご飯や煮しめ、魚、甘酒などが用意されています。主人は正座してうやうやしく料理を神様にすすめます。

 

田の神はこのようにもてなされ、1年の苦労をねぎらい、春まで家族と共に休んでいただきます。そして2月には再び水田に出ていくのです。

 

ここで問題です。あえのことを訳するととうなるでしょうか。

 

1 会えたことに感謝します

 

2 愛しいことです

 

3 もてなしまつり

 

 

【観光・催しインフォメーション】

 

いどり祭り

 

晩秋の能登町。11月7日夜。

鵜川の菅原神社では、大鏡餅をけなしあう「いどり祭り」が開催されました

 

用意された直径1.2メートルの大鏡餅を前に、来年の餅を造る当番は、今年の餅やお膳の餅などについて様々な難癖をつけ、悪口・・「いどり」が始まります。一方が「餅が黒くて色が悪い」などと言えば、対する方は「理屈を言うな、うまい餅はうまい」「へこんだ餅がうまいのが分からんのか」などと言い返します。

 

地区の氏子はさんざんに悪態をつき、対する方はいろいろ弁解しますが、容易に治まらないので神主が仲裁に入って話が治まるという珍しい神事です。今年の餅の悪口を言うことで来年の豊作を願います。

祭りは500年続くとされ、いどりと弁明はユーモラスで、見る人の笑いを誘います。祭りは、石川県の無形民俗文化財に指定されています。

この番組は、翌週再放送でお送りしていますので11月23日にお聞きの方は16日の再放送です。

 

次回、11月30日は、「能登町教育委員会事務局学芸員の寺口学」さんです。町の歴史をご紹介します。