世界ジェラート大使・ユネスコ平和メッセンジャー・能登町ふるさと大使の柴野大造さんが、レポートや取材を元に、能登町の暮らし、自然、観光情報等をお届けします。世界農業遺産に認定された里山里海や、地域が育んだ豊かな自然や文化の中で生活する人々の姿を全国に発信し、魅力の創出とふるさと再発見につなげるものです。レポーターはハンディやしき、ナビゲーター綿谷尚子。
のとキリシマツツジ
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【今回の放送] 猿鬼伝説と仲谷由美さん
今日は能登町や奥能登に伝わる猿鬼伝説と、謎が謎を呼ぶ不思議な地下水脈のお話を紹介します。
昔むかし、この付近の山の中に猿鬼という恐ろしい化け物が住み着きました。道を歩く人、農作業をする人、村人に危害を加え、牛や馬を食べ、里を恐怖のどん底に陥れましたが、神々がこれを退治し、村に平和な暮らしが訪れるというのが伝説のあらましです。
神々が集結した場所は駒寄席(こまよせ)、退却した場所を神和住(かみわずみ)、傷を治す薬草を採った場所を大箱(おおばこ)、流れ出た血で真っ黒になった川を黒川、猿鬼の目に矢が当たった場所を当目(とうめ)といい、今も集落内に現存しています。岩井戸神社は猿鬼の宮としても知られ、伝説を今に伝えています。果たして猿鬼は本当にいたのか?その正体は?「海岸に漂着したロシア人」「UMA・未確認生物」「宇宙人」、様々な憶測が飛び交う中、仲谷先生から衝撃の言葉が!
また、岩井戸神社境内付近の川沿いには、猿鬼が住んでいた不思議な洞窟があります。海から何里も離れていますが外浦とつながっており、海が荒れた日には穴からイカが出てきたとか。穴は現在、亀裂しか残っていませんが、なんと仲谷先生とそのお仲間は、川と海をつなぐ不思議な地下水脈の謎を調べようと実力行使に打って出たのでした。さてその方法とは!
【インフォメーション]
能登町ではゴールデウィーク中、様々な催しが開催されます。
5月2日・3日は小木地区で5色の吹き流しや大漁旗を揚げた船が笛や太鼓を打ち鳴らして湾内をかけめぐる「とも旗祭り」が行われます。祭りが終わる頃には南西の風になり、豊漁になると伝えられています。
のとキリシマツツジが咲き誇る山間の里で、猿鬼伝説にちなんだ「第33回猿鬼歩こう走ろう健康大会」が開催されます。柳田運動公園を発着とするコースで、ゲストランナーは、国内外の大会で優勝や好成績を収めている「野尻あずさ」さん。沿道には住民が手作りしたかかしが並べられ、参加者を励まします。開催は5月5日日曜日。申し込みは締め切りましたので、見学に訪れてはいかがでしょうか。
能登町布浦の赤崎イチゴ園へ出かけませんか?赤崎で栽培されるイチゴは宝交早生(ほうこうわせ)という品種で、身が柔らかくとても甘いのが特徴です。摘み取り体験は、食べ放題で中学生以上1200円、小学生800円、幼児500円となっています。週末や連休になると混みあいますので、予約をしてからのお出かけをおすすめします。
のと里山空港では5月3日から5日まで「のとキリシマツツジフェスティバル」が開催され、苗木の即売会が行われます。5日は正午から、走ってジャンボカルタをとる「走ってゲット!!のとキリシマツツジかるたとり全国大会」も開催されます。
この番組は翌週再放送でお送りしていますので、26日にお聞きの方は5日の再放送になります。
次回5月3日は、クジラ文化についてお伝えします。出演は、真脇遺跡縄文館館長「高田秀樹」さん他です。
この放送は、ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお ラジオたかおかの4局ネットでお送りしました。インターネットサイマルラジオなら全国でお聞きいただけます。