志賀町歴史物語 前編 2022年3月3日(木)3月10日(木/再放送) ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお 午前8時~8時30分  ラジオたかおか 午前8時30分~午前9時 

                  ©石川県観光協会 旧福浦灯台 

大海原にゆるやかなカーブを描く水平線。波打ち際には白砂青松の海岸線が連なります。外浦に面した志賀町は、いにしえより数々の歴史を刻んできました。新しい知識や文化を取り入れようと荒海に漕ぎ出した人々。豊かな暮らしを追い求め、厳しい航海に挑んだ船乗りたち。日本海の豊かな恵みや交易を求めた人々は海岸の近くに定住し、里山がもたらす恩恵は内陸部に集落を形成しました。長い年月の中で志賀町はどのように築かれたのでしょうか。歴史や先人の歩みをたどってみましょう。

出演【解説 東四柳史明 金沢学院大学名誉教授】【歴史講談 月亭方気】【ラジオ劇 大輔】【ナレーション 綿谷尚子 浅野美寿々】

インターネット放送はこちらから

項目 〇【福浦港PART1 渤海国司の出航地】 奈良平安時代に渤海国との間で行われた交流と福浦に残された足跡。船の修理や造船を請け負う施設が福浦に? 〇【安部屋港 安部屋の湊と豪商小坂屋半左衛門】 安部屋の湊を拠り所とする北前船主をご紹介。半左衛門は、巨万の富を求め大海原へ漕ぎ出します。 〇【中世 志賀の宗教と文化 石動山宗徒の勧進と大島諸願堂】 五穀豊穣を祈り秘伝の薬を施す一方、その姿を目にすると家の者は震え上がり、泣く子もだまると恐れられた石動山の「いするぎ法師」たち。志賀町は石動山の影響力が強く、米や麦の勧進(寄付)や徴収は大島諸願堂への祈りから始まりました。