視覚障害ラジオステーション2022年 12月27日(火/再放送)ラジオかなざわ ラジオななお 午後6時~6時20分 ラジオこまつ 午後7時~7時20分

視覚障害者の方々の就労支援と社会環境の向上を目的に、金沢市から情報を発信する、「あうわ」視覚障害の働くを考える会をパーソナリティーに迎えて放送しています。アナウンサーは綿谷尚子。インターネット放送はこちらから

 

 

【今回の放送 年末スペシャル 】

 

今回は、年末スペシャルと題して時間を30分に拡大し、この1年の放送の中から印象に残った方、継続してお伝えしたい事業をご紹介します。

 

【(株)Ashirase代表取締役CEO千野歩さん】あしらせは、視覚障害者の単独歩行を支援するナビゲゲーションシステムです。装置は衛生を利用したナビゲーションシステムと連動しており、あらかじめ目的地をセットすると、靴に取り付けた装置が左右や前など進む方向を振動で伝えてくれます。「靴が行き先を教えてくれる」。映画やアニメで描かれるような未来が現実になろうとしています。さて、気になる発売時期は?続きは放送をお聞きください。

 

【アイコサポート オペレータの荒木彩花さん】アイコサポートは晴眼者の

オペレーターが、視覚障害者から届けられたスマホの画像を見ながら誘導や情報伝達を行うサービスです。バス停や建物の位置、自動販売機でお茶やコーヒーを買いたいけど、どのボタンを押せばいいのか分からない、書類を読み上げてほしいなどの困りごとに対し、スマホの向こうのオペレーターがナビゲートしてくれます。

 

【視覚障害者ITサポート富山 通称Bitsとやま 事務局長 入江真理さん】Bitsとやまは、パソコンの指導を通じ、視覚障害者の支援、社会参加と自立の促進を目的に活動しているボランティア団体です。見えない見えにくいことでお困りの患者が適切な指導、助言、訓練を受けられるように富山県内の施設や団体を紹介するスマートサイト事業にも携わっています。

 

[インフォメーション]

・第8回金沢マラソンに出場したオーケストラ・アンサンブル金沢のトランペット奏者、藤井幹人さんは網膜色素変性症や肉離れと戦いながらフルマラソンを完走しました。その姿に沿道から惜しみない拍手が送られました。

 

・『新評論発行・水谷昌史作・お好み書き 見えない人のちょっと世間話・発行2022年8月』は、あうわのメンバーであり、ライターとしても知られる芳賀優子さん推薦の一冊です。全盲で80歳の著者が人生経験を踏まえ、自身を取り巻く諸問題に対して意見をまとめたエッセイ集で、「社会を見る」、「政治を見る」など全5章で構成されています。シビアな社会風刺とウイットに富んだ表現が魅力の1冊です。

 

 

 

【市立輪島図書館 わじま電子図書館 音声コンテンツのお知らせ 】

 

市立輪島図書館では 、24時間365日ご利用できる音声コンテンツを始めました。輪島市の歴史を楽しく伝える「輪島市歴史物語1・2」はクリックするだけで簡単に聞けるようになっています。殿様が輪島を訪れた道中記、石を掘ると雨が降ると信じた村人と、これを掘らせよとしない人々が争って裁判になった史実、1日に60㎞の山道を往復してお経をあげたと伝わる峨山禅師(がさんぜんじ)のエピソード、大岡越前が登場する海のお裁きなど全12話を収録しています。

 

 

過去の番組はYouTubeでご紹介しています。視覚障害者ITサポートセンター、Bitsとやま NPO法人ピアサポートのダイジェスト版