
©石川県観光協会 旧福浦灯台
大海原にゆるやかなカーブを描く水平線。波打ち際には白砂青松の海岸線が連なります。外浦に面した志賀町は、いにしえより数々の歴史を刻んできました。新しい知識や文化を取り入れようと荒海に漕ぎ出した人々。豊かな暮らしを追い求め、厳しい航海に挑んだ船乗りたち。日本海の豊かな恵みや交易を求めた人々は海岸の近くに定住し、里山がもたらす恩恵は内陸部に集落を形成しました。長い年月の中で志賀町はどのように築かれたのでしょうか。歴史や先人の歩みをたどってみましょう。
出演【解説 東四柳史明 金沢学院大学名誉教授】【歴史講談 月亭方気】【ラジオ劇 大輔 中元ミレイ】【ナレーション 綿谷尚子 浅野美寿々】
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項目 〇【得田庄の地頭御家人】木曽義仲、源頼朝、畠山、長家に仕え、乱世を乗り越えて明治維新まで続いた武士団が志賀の里に!〇【富来地頭町中世墳墓窟群「やぐら」】鎌倉で広まったお墓の形式が志賀地域で発見されました。なぜ志賀に?謎をひもとくヒントは地名に隠されていた? 〇【四ヶ布と志賀晒】 農閑期に織られたた麻布は四ケ布(しかぬの)と呼ばれ、海で晒す上野晒(うわのさらし)でより美しくなりました。地域の特産となった麻織物の歴史を紹介します。