ラジオ歴史文化講座 加賀藩と城下町の暮らし 第5回 2023年3月17日(金)24日(金/再放送) ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお 午前8時~8時30分  ラジオたかおか 午前8時30分~午前9時 

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名峰白山と峰続きの山々を背景にそびえる金沢城。奥山から流れ出た水は城下町を潤しながら日本海へと注ぎます。肥沃な大地は百万石の富を生みだし、今日へと続く豊かな伝統文化を育みました。加賀藩と金沢城下の暮らし。その背景を探ると往時の町並みや人々の姿が浮かんできます。歴史を振り返り、その歩みをたどってみましょう。今回は第5話をお送りします。

出演【解説 東四柳史明 金沢学院大学名誉教授】【ストーリー紹介 月亭方気】【ラジオ劇 大輔 中元ミレイ】【ナレーション 綿谷尚子 浅野美寿々】

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項目 【金沢の年中行事 ~蓮如忌と卯辰山の賑わい~ 蓮如上人が亡くなった4月25日(旧暦3月25日)は蓮如忌引が営まれます。昔の人々はこの日、卯辰山に繰り出し春の行楽を行いました。食べ物や酒を持参し、新緑の中でいただくのです。春の息吹に触れる人々の姿が浮かびますね。しかし雨が降ったらどうするの?心配はご無用。人々にはある秘策がありました。【金沢の年中行事~氷室開き~冬場、氷室に貯蔵された雪は7月1日(旧暦6月1日)に出され、加賀藩や将軍家に献上されました。冷蔵庫がない時代、夏の雪は最上級の贈り物だったことでしょう。加賀藩の役人は将軍家に献上する重責を担いますが、果たして雪は無事に江戸へ届くのでしょうか。【金沢の年中行事~七夕~ 七夕の日、浅野川と犀川は大勢の人々で賑わいました。橋の上から七夕飾りを川面に投げ入れる人とそれをキャッチしようとする人。無事川面に落ちたらな拍手喝采が起こり、キャッチされたなら、飾りは再び売りに出されます。橋の下では商売気たっぷりの夫婦が待ち構えていました。