宝達志水町歴史物語 前編 2023年7月13日(木/再放送) ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお 午前8時~8時30分  ラジオたかおか 午前8時30分~午前9時 

                         ©宝達志水町

青空を背景にそびえる宝達山。眼下には大海原と歴史を伝える街並みが広がります。海、山とともに生きてきた宝達志水町の人々。能登半島の入り口にあたり、豊かな自然に抱かれたこの町には先人の暮らしや足跡が刻まれています。日本海の豊かな恵みを求めた民は海岸の近くに定住し、山や平地がもたらす恩恵は内陸部に集落を形成しました。海と緑豊かな丘陵地帯。長い年月の中で宝達志水町はどのように築かれたのでしょうか。歴史を振り返りその歩みをたどってみましょう。

 

今回は前編をお送りします。。解説[東四柳史明]金沢学院大学名誉教授、講談[月亭方気]、演劇[大輔]、ナレーション[綿谷尚子]。

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【放送項目 前編】

大伴家持と臼ケ峰 臼ケ峰。かつては能登と越中を結ぶ交通の要所、つまり幹線道路だったのであります。現在の氷見市から臼ケ峰を越えて宝達志水町へと向かう山越えルートであり、奈良時代に国司として赴任し、万葉集の代表的歌人であり編纂を行ったとされる「大伴家持」が通った之乎路(しおじ)と伝承されています。

 

菅原神社 学問の神様と言えば菅原道真。加賀藩における菅原道真との関係性を示すのが、宝達志水町の菅原神社です。藩祖利家はこの神社を厚く保護したのです。

 

 

末森合戦 前田利家と加賀百万石の命運を決する戦いの中でよく知られているのが末森合戦です。現在の宝達志水町の幹線道路沿いにある末森城は、かつて前田家の領国のちょうど中間地点にあたり、とても重要なポジションを占めていました。虎視眈々と領国を狙う佐々成政との一大決戦。勝者はどちらに!