ラジオ歴史文化講座 加賀藩と城下の金沢城下の暮らし 第5回 2024年3月8日(金)15日(金/再放送) ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお 午前8時~8時30分  ラジオたかおか 午前8時30分~午前9時 

                        ©石川県観光連盟

名峰白山と峰続きの山々を背景にそびえる金沢城。奥山から流れ出た水は城下町を潤しながら日本海へと注ぎます。肥沃な大地は百万石の富を生みだし、今日へと続く豊かな伝統文化を育みました。加賀藩と金沢城下の暮らし。その背景を探ると往時の町並みや人々の姿が浮かんできます。歴史を振り返り、その歩みをたどってみましょう。今回は第5話をお送りします。

 

出演【解説 東四柳史明 金沢学院大学名誉教授】【ストーリー紹介 月亭方気 /ラジオ劇 大輔 中元ミレイ/ナレーション 綿谷尚子 浅野美寿々】

 

インターネット放送はこちらから(放送と同日時にお聞きいただけます)

項目 

 

【浄安寺 ~弁財天に願う芸の上達~金沢市寺町の浄安寺には音楽や舞、財力の神とされる弁財天がまつられています。大正時代に西の廓の芸妓衆が「弁天会」を結成し音楽や舞を奉納しました。戦時色が濃くなる時代の中で途絶えましたが、1995(平成7)年に復活し、しばらくの期間開催されました。

 

観音院~四万六千日の功徳~金沢市観音町の観音院では、毎年8月(旧暦7月19日)、参拝すると4万6千日(よんまんろくせんにち)分の功徳(ご利益)があるとされる四万六千日(しまんろくせんにち)が開催されます。4万6千日を一年で割ると126年分の功徳が。金沢の夫婦に扮したナレーターが四万六千日と功徳をテーマにラジオ劇をお届けします。

 

阿武松緑之助と立像時~郷土が生んだ第6代横綱と遺徳を偲ぶ墓石~金沢市寺町の立像時(りゅうぞうじ)には、現在の能登町七見出身で江戸時代に活躍した第6代横綱・阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)のお墓があります。緑之助は力士を目指して江戸の相撲部屋で稽古に励むものの、おまんまを食べすぎることを理由に追い出されてしまうのでした。しかし、新しい部屋に入ってから無類の強さを発揮!出世街道を突き進み、やがて長州毛利家のお抱え力士になり、第6代横綱に昇進しました。緑之助は江戸幕府11代将軍・徳川家斉がご覧になる上覧相撲で、ライバルの第7代横綱・稲妻雷五郎と対戦します。さて、勝負の行方はいかに!