視覚障害ラジオステーション2025年 10月6日(火)13日(火・再放送)ラジオかなざわ ラジオこまつ ラジオななお 午後6時~6時20分  

視覚障害者の方々の就労支援と社会環境の向上を目的に、金沢市から情報を発信する、「あうわ」視覚障害の働くを考える会をパーソナリティーに迎えて放送しています。アナウンサーは綿谷尚子。インターネット放送はこちらから (放送と同日時にお聞きいただけます)

 

           あうわHP https://auwawua.org/

 

             

 

今回は水害にまつわる話をお送りします。能登では去年8月21日、未曽有の大雨により河川があふれ浸水被害が発生しました。今年8月7日は、能登、加賀地区で大雨となり、がけ崩れが起き、河川が氾濫しました。浸水被害について考え、日ごろから防災について考え、準備をしたいと思います。

 

 

8月7日未明に発生した線状降水帯で、金沢競馬のレースは大規模浸水の被害で中止を余儀なくされました。浸水は最大34時間に及びました。競馬場全域が浸水し、コースの砂の厚みが14センチから4センチに減少したといいます。競馬場内にある厩務(きゅうむ)員らの宿舎37世帯が床上浸水し、馬体重計などの設備や屋外飲食店舗も浸水被害を受けました。

 

 

金沢市立大浦小学校では、建物周辺の冠水で避難者や市職員が取り残されました。隣接する認定こども園「キッズスクールオオウラ」でも園児が身動きが取れなくなり、消防隊が救命ボートで救助しました。お話は、この水害で避難活動に従事した、大浦金沢市立大浦小学校スクールサポート隊の平寿彦隊長です。

 

去年9月の水害では、聴覚に障害がある方々を支援する、「能登就労支援事業所 やなぎだハウス」も浸水の被害に見舞われました。この事業所は、河川があふれた能登町、旧柳田村の「町野川」沿いにあります。1階が40センチほど水につかり聴覚に障害がある方々が暮らす仮設住宅も床下浸水しました。水が引いたあとは一面、氾濫した河川が運んだ泥で覆われました。聴覚障害者協会の中に災害対策本部が設置され、人々はスコップなどを持って応援にかけつけました。水につかった1階は、アイロン、扇風機、洗濯機、掃除機などが故障してしまいました。

 

同じく能登の建設業者の方は、今回の水害を振り返り、「驚きました。もし北河内(きたかわち」ダムがなかったらもっとひどいことになっていたと思う。昔は町野川があふれたと聞いたことがあったが現代において再び水害が繰り返されるとは」と話しました。

 

 

 

 過去の番組はYouTubeでご紹介しています。